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【厳選】正規に公開されているゲーム専用機のROMイメージたち 前編 ゲーム編

2016/09/18追記 記事が長すぎるので2つに分割しました。
2017/05/19追記 キラキラスターナイトDXパーフェクトブック追加、『8BIT MUSIC POWER』移動
2017/12/06追記 『Tobu Tobu Girl』追加

ゲーム機のエミュレータを活用するには、そのゲーム機に適合するROMイメージが必要である。しかし、ネット上にあるROMイメージの99.999%ぐらいは商業作品であり、著作権がある。すでに存在しないゲーム会社のものであっても、ほとんどのタイトルは一定の価値を持つため、知的財産として譲渡されながら生き続けている。旧東ドイツ政府が権利を持っていたが、ベルリンの壁崩壊・東西ドイツ統合の末に権利者不在となったタイトルもあるが非常に稀なケースだろう。ビデオゲームが本当の意味での著作権フリー(パブリックドメイン)になるにはまだまだ先、恐らく我々は生きてはいない。カートリッジを所有していればそこから吸出し機を使ってROMイメージを得れば良いが、吸出し機を持っている酔狂な人は殆ど居ないだろう。99.999%ぐらいの人は念写しているのではないだろうか…と思ったが、レトロフリークは多機種対応のROM吸出し機だった。

ここではエミュレータの動作確認のためという面目で、Homebrew(デベロッパとしてのライセンス契約を結ばず同人的に開発されたプログラム)および正規にROMイメージが公開されている、ゲーム専用機のROMをいくつか遊んでみよう。お金を出せば(実カートリッジではなく)ROMイメージを入手できるものも含めている。

ただし、SachenやSOMARI等に代表されるアジアンカオスなソフトは、例えパチモノっぽくなくても除外している。だって調べようがないし。後にWiiUで正式配信されることとなった『MOTHER(北米版)』のように、お蔵入りになったがROMイメージが非正規に流出しているタイトルも扱わない。実物、ROMイメージの配布方法に関わらず完成版が存在しないものも扱わない。

RetroPieにおけるほぼ全てのエミュ共通の操作として、STARTとSELECTボタンの同時押しで終了できることは覚えておいたほうが良い。

ゲーム

キラキラスターナイト


2013年に漫画家のRIKI氏が中心となって新規開発されたファミコンゲームで、同人誌付属のCD-ROMにファミコンROMイメージを収録する形で配布されていた。同人タイトルゆえイベントでの頒布のみなので、今からの入手は難しいかもしれない。私はラジオライフの東京ペディションで入手した。30年以上前のファミコンに現代の技術力が惜しみ無く投入されており、キャラが沢山出てもほとんどチラつかないことなど綿密な調整が図られていることがわかる。
キラキラスターナイト公式サイト/ゲーム

キラキラスターナイトDX


2016年9月発売のバージョンアップ版『キラキラスターナイトDX』は実物のカートリッジに収められた形で発売された。メガデモと見紛うほどのオーバーテクノロジーっぷりだが、それに反してゲーム内容は非常にシンプルなので、ハイスコアを目的としない現代のプレイヤーにとっては評価が別れると思う。
http://riki2riki.com/html/0_sample_kirakira_dx.html

(FC/FC互換機用)キラキラスターナイト DX

(FC/FC互換機用)キラキラスターナイト DX

『キラキラスターナイトDXパーフェクトブック』付属CD-ROMにこのゲームが収録されている。こちらは商業誌なので一般書店でも入手可能。

PC版のexeからROMイメージを抽出することができる。個人利用の範囲に留めること
eagle0wl.hatenadiary.jp


D-Pad Hero 2


ファミコンで遊ぶギターヒーロー。個人製作のファミコンソフトとしては完成度がずば抜けて高く、ソースコードも公開されている(6502アセンブリで記述されている)。収録曲はゲーム音楽を含む超大ヒット曲が中心で、どれも実に素晴らしい。個人的には名曲ばかりのドラキュラ伝説IIのメドレーが収録されているところが高ポイント。ただしボタンのタイミングがシビアで難しいように感じた(音ゲはbeatmaniaの5鍵までしか知らんのです)。2の名がつくように前作もあるが、そちらはこなれていない印象だったので各自確認で。
Download

Alter Ego


2011年に公開された、ZX Spectrum版をベースとしたNES移植版。Windows、WindowsPhone7(!)、Android版もある。バイナリィランドのように左右対称に動くキャラを切り替えながら操作しつつアクション性も求められるパズル型ゲーム。
Alter Ego | RetroSouls
play.google.com

ブレイドバスター


2010年に初版が公開された、スターソルジャーなどかつての「ハドソン全国キャラバン」で使われていたスコアアタックシューティングをオマージュした内容。ラザロ合体前破壊ボーナス、デライラ同時破壊ボーナスのようなフィーチャーやステージ構成が再現されている。音楽がオリジナルではない(スーパースターソルジャーと同じ)のが残念。
ブレイドバスター(BLADE BUSTER)

2048


大ヒットしたスマホアプリThrees!…ではなく2048のNESポート。音楽も良くシンプルなゲーム性ゆえ楽しめる。
tsone / neskit / source / examples / 2048 — Bitbucket

うたいたガールUTACO~「IIコンは世界を救う?!」


2コンのマイクを使った歌うゲーム。もともとは『わたしのファミカセ展』という、架空のゲームカセットのラベルだけを自作した展示会で上がった一作品をゲーム化したもの。なんと英語・スペイン語・日本語の3ヶ国語対応。このソフトはカンパウェアである(推奨はしないが$0でダウンロードすることもできる)。
うたいたガールUTACO~「IIコンは世界を救う?!」 by zurashu

BATTLE KID 2:Mountaion of Torment


同人制作ながら実物のNESカートリッジに収められ、パッケージもされて販売されており、国内でも中古が出回っている珍しいタイトル(NESカートリッジなので日本のファミコンに挿すには変換アダプタ必須)。理不尽な一撃死トラップで知られるフリーゲーム『I Wanna Be the Guy』の影響を受けており非常に難しい。デモ版は無償で入手できる。
Sivak Games - Battle Kid 2: Mountain of Torment

ファミ姦

同人サークル電樂堂が製作した、2007年からダウンロード販売されているファミコンソフト。複数のダウンロード販売サイトに登録されているため入手は容易だが、内容はアレなのでリンクはしない。ggrksということで手打ちにするということで…。ファミコン全盛時にハッカーインターナショナルが跋扈していたように、その流れが現在も細々と続いているという、非公式ファミコンソフトの多様性のひとつとして記しておく。

ANOTHER WORLD(日本発売名:アウターワールド


知る人ぞ知る、独特の世界観の名作ソフト。日本では1991年にスーパーファミコン版が発売され、現在ではPS3PS4Xbox One3DSWiiUiOSAndroid版などが配信されているので入手には困らないのだが、ゲームボーイアドバンス版は開発元のサイトから無償で入手できる。一度市販されたタイトルが公式に無償公開された稀有な例。もちろん日本語には対応していないが、文字がほとんど出ないゲームなので気にならない。
FoxySofts

Infinity


ゲームボーイカラー用。2001年にほぼ完成していたにも関わらず発売されることはなく、2016年8月になってROMイメージが公式に配布されるようになったという悲運の作品。JRPGを髣髴とさせる内容で、グラフィックやゲームシステムも2001年当時の水準に十分達しているように見える。海外作品だが、日本人も開発に関わっていたようだ。
Affinix Software

Tobu Tobu Girl


ゲームボーイ用。2017年になって、デンマークデベロッパーであるTangram Gamesによってリリースされたゲームボーイソフトである。
Tobu Tobu Girl
パッケージ版が限定販売されたが、何より素晴らしいのはソースコードがMITランセンスで公開されていることである。開発環境はやはりGBDKだった。これはHomebrew界における新たな財産ではないかと思う。
github.com
サントラは視聴可能。データは有料で購入できる。
potatotan.bandcamp.com


後編では、実用ソフトとメガデモを紹介する。
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