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Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その4 (1/4) OpenMSX

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RetroPieをもう少し調査することにする。

以前のエントリでは、デフォルトではインストールされていないワンダースワンエミュレータをインストールする方法を記したが、やはりRetroPieに和製PCを追加したい所である。ということで、新規にエミュレータを追加したい場合を考えたいが、RetroPieの対応状況によって難易度(というか手間)が変わる。本エントリからは、インストール方法の異なる4種類の和製PCMSX』『X68000』『PC-88』『PC-98の各エミュレータを例にして説明する。

その1:MSX(OpenMSX)の場合(簡単!)

いきなりだが、MSXを和製PCと呼んでいいかはやや微妙な気がする。が、話を進めるため今回はOpenMSXをインストールする。ワンダースワンと同じ手順で良い。

OpenMSXをインストールする

RetroPieメニューからRetroPie Setupを選択するか、以下のコマンドを打つ。

$ sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh

RetroPie-Setup Scriptが起動するので、[Manage package] [Manage optional packages] [openmsx] [Install from binary] と選択するとOpenMSXがインストールされる。

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MSXエミュを起動するにはMSXBIOS ROMファイルが必要であるが、OpenMSXにはC-BIOSというオープンソースの互換BIOSが同梱済みなので、改めて配置する必要はない。ただし、このBIOSは完全互換ではないので、動かないROMがあるようだ。本物のBIOSが必要であればWikiに載っているBIOS ROMファイルリストから念写して欲しい。
MSX · RetroPie/RetroPie-Setup Wiki · GitHub

ROMを配置する

ROMイメージは以下に配置する。

/home/pi/RetroPie/roms/msx

今回は、2005年に開催されたMSX用ゲーム開発コンテスト”MSXDev'05”で優勝した、ものすごく悪魔城なアクションゲーム『The Cure』を、動作確認用に配置した。
MSXdev’05 - MSXblue-dev

再起動するとメインメニューからMSXを選択できるようになる。
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The Cure

OpenMSX上でThe Cureが正常に動作するはずだ。

[TAS] MSX The Cure by scrimpeh in 08:40.85

次回は、インストールの手間が煩雑なX68000エミュレータを扱う。