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【2019年8月版】Raspberry Pi 3B に RetroPie 4.5.1 を導入する その3 ROMを配置する

前回のエントリに引き続き、RetroPie 4.5.1 をベースとして書き直しました。

古い記事はこちら
Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その3 ROMを配置する - ど~もeagle0wlです(再)

ROMイメージを配置して動作させてみる

RetroPieを活用するためには、RetroPieから呼び出し可能なエミュレータに対応するROMイメージが必要である(ROMイメージではなくフロッピーディスクやカセットテープの場合もあるが…)。エミュレータやゲームによっては、BIOSのROMイメージを配置しないと動作しないことがある。

前回のエントリで、ファイルの転送手段としてSambaを有効にしているので、エクスプローラのアドレスバーに"\\RETROPIE"と入力すると、RetroPieの共有フォルダの一覧が表示される。その中から、まずはromsフォルダを開く。
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romsフォルダ内はさらに機種ごとにフォルダが分けられているので、それに従って配置する。
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SSHをオンにしている(TeraTermが使えている)ので、(SSHの仕組みを利用した)SFTPクライアントを使ってファイル転送する方法もある。共有フォルダの一覧にはない場所に対してファイル操作をしたい人向け。筆者はFileZillaを使用している。フルパスは以下の通り。

/home/pi/RetroPie/BIOS
/home/pi/RetroPie/roms

フォルダ名だけで機種がわからない方は、本家Wikiを参考にしてほしい。
Transferring Roms · RetroPie/RetroPie-Setup Wiki · GitHub

ファイル名に日本語を含んでいても(例:キラキラスターナイト.nes)、前のエントリで書いた通りに日本語フォントを入れていれば日本語で表示される。

ROMを配置したらEmulationStationを再起動する。データベースが更新され、対応するROMイメージが置かれている機種のぶんだけメニューが増える。適当に機種を選ぶと、配置したROMのリストが現れる。

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roms/nesファミコンROMを配置すると選択可能になる
ゲームを選ぶと起動処理が入る。
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起動中。「キラキラスターナイト」の部分は文字化けしている(仕様)
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無事起動。良かったですね。

/home/pi/RetroPie/romsに対応機種のフォルダがない場合

RetroPieでは対応済みと謳われているが、/home/pi/RetroPie/roms 以下にフォルダが見つからない場合について記す。

例えば、RetroPieはワンダースワンにも対応しているが、ワンダースワンエミュレータは後でインストールする必要があるため、現行のRetroPieには相当するフォルダがない(過去はあった)。

まずは Wiki から対応している機種を探す
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Wikiに項目があることから、ワンダースワンカラーエミュレータである lr-beetle-wswan をインストールできることがわかる。ROMフォルダもwonderswancolorであることがわかる(一覧にはカラーではないワンダースワンもあるが、対応エミュレータは同じ)。

RetroPie-Setup Script から該当する機種のエミュレータをインストールできないか確認してみる。

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RetroPie-Setup Script は RETROPIE SETUP から呼び出し可能
シェルからなら、以下のコマンドで良い。

$ sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh

※前回のエントリで記したことだが、どちらで実行してもよい。RetroPieメニューからだとゲームパッドからの操作となるが、ゲームパッドだとカーソルを移動する際にボタンを連打する必要がある。シェルからならキーボードの方向キーを押しっぱなしで操作できる。慣れれば後者のほうが早い。

[Manage package]
 [Manage optional packages]
  [211 lr-beetle-wswan]
   [install from binary]
と選択する。
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補足:
[Manage main packages]
RetroPie自体を構成する各種ソフトウェアの一覧を表示する。触る必要はない。


[Manage main packages]
RetroPieにプリインストールされているエミュレータの一覧を表示する。すべて installed のステータスなので特に触る必要はない。


[Manage optional packages]
後付けでインストール可能なエミュレータの一覧を表示する。この一覧に含まれるエミュはWikiに記載があるので、そちらを参照して進めると良い。


[Manage experimental package]
experimental(実験的)扱いとしてインストール可能なエミュレータの一覧を表示する。日本のマイコン、パソコンなど世界的にはマイナーな機種や、あまり有名でないエミュレータのインストールが可能。説明は一切添えられておらず、メニューのアイコンやロゴも用意されていないため、知識のある人向けということになる。


見つからないという場合は、頑張って自力でエミュレータをインストールしてください。


当ブログでは、PC-8801エミュの『QUASI88』と、PC-9801エミュの『np2pi』 を自力でインストールする方法を紹介したが、現在では RetroPie-Setup Script の [Manage experimental package] に取り込まれているため、当ブログで紹介した凄まじく面倒くさい手順は不要になった。後者については、筆者がフォークしたリポジトリを参照しているようである。

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インストール後はBackを3回、Exitを1回して戻る。

ワンダースワンエミュレータ lr-beetle-wswan のインストールが完了すると、ROMフォルダが2つ増えているはずである。

/home/pi/RetroPie/roms/wonderswan
/home/pi/RetroPie/roms/wonderswancolor

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末尾に wonderswan と wonderswancolor のフォルダが追加されていることがわかる

wonderswancolor フォルダにROMイメージを追加する。ここではワンダースワンカラー用のメガデモ『*Finally*』を追加する。
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EmulationStationを再起動して設定を反映させる。

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ワンダースワンのロゴが出て、ROMを選択できれば完了。この手順は、RetroPie-Setup Scriptからインストールできる他のエミュレータでも使えるので、覚えておいたほうがいいだろう。