HP製のノートパソコンPavilionのバッテリーが膨張したので交換した話を書く。
はじめに
HP Pavilion 15-au100 のキーボードが変形するほどバッテリーが膨張していた。これに近い型番のバッテリーがリコール対象になっているらしく、診断プログラムを動作させてみたが、対象外だった。HPに直接問い合わせなかったが、参考にしたサイト(後述)によると「バッテリーと手数料で約12000円」「手元に届くまで16週間かかる」そうで、なんじゃこりゃと思った。Amazonのマーケットプレイスなら中国からの輸入品が5000円ぐらいで出品されていたが、AliExpressで入手することにした。
AliExpressから調達
今回購入したのはこれ。
ja.aliexpress.com
送料込みで32ドル。安すぎ。
本当は注文から2週間ほどで到着するはずだった。しかし、AliExpressの追跡機能は機能しておらず、いつまで経っても届かなかったので発送元に問い合わせたら、国内到着後に運送代行業者が梱包し直した宛先のラベルにバグがあり、佐川急便に渡った所で宛先不明となり返送されたようだった。店舗に再送を依頼して2週間後に届いたので、最初の注文から到着まで2ヶ月もかかってしまった(店舗の対応は良かったので、配送業者の問題である)。
この佐川急便のロゴのある白い封筒に入って届いた。ここに書かれている住所がなんかヘンで、ラベルの文字数をオーバーして番地が消えていた。
この梱包を解くと、中国の物流ではおなじみの「ビニールテープでぐるぐる巻きになった箱」が出てくる。これに貼られているラベルには、AliExpressに登録した住所が記載されている。
バッテリーを換装する
実際に届いたバッテリーはこんな感じ。
バッテリー交換のためにビスを外す。この機種の分解は、目につくビスを外していけばいいので手順は省略する。一箇所滑り止めのゴムの下にビス穴が隠れているので、そこだけは注意する。
すべてのビスを外した後は、分解用のオープナーを使って、外周の隙間をこじあける。間違っても金属製のマイナスドライバーは使わないこと。
膨張したバッテリーが露出した。相当にヤバいが、バッテリーの交換は非常に容易。目につく3つのビスを外して、フラットケーブルを抜けば良い。
デジタルノギスで計測したら、厚さが3倍近くになっていた。そらキーボードも歪むわ。
新しいバッテリーに交換したら、キーボードの歪みも直った。
そして、いつ爆発してもおかしくないバッテリーを処分しようとしたが、リチウムイオン電池の処分方法がよくわからなかった。
www.jbrc.com
上記サイトから店舗検索して、近場のヨドバシカメラに出した。回収ボックスが見当たらないので店員に聞いたら、ボックスは置いていないがレジで回収するという運用だったので、たまっていた廃棄用リチウムイオン電池をまとめて処分した。爆発物だしなあ。