2019/8/9追記
RetroPie 4.5.1 に対応した記事を書き直しました。↓のリンク先を参照してください。
eagle0wl.hatenadiary.jp
2017/05/26追記 RetroPie 4.2 で動作確認を行いました。
前エントリの続き。
ROMイメージを配置して動作させてみる
RetroPieを活用するためにはROMイメージ(元がROMではなくフロッピーディスクやカセットテープの場合もあるが…)が必要である。機種によってはbiosのイメージ(これは普通ROMイメージ)を配置しないと動作しないことがある。
Samba経由でアクセスしたい場合は、エクスプローラのアドレスバーに"\\RETROPIE"と入力して、romsまたはBIOSフォルダを開く。
romsフォルダ内はさらに機種ごとにフォルダが分けられているので、それに従って配置する。
SSHが使えるからSFTPクライアントを使うのも良い。私はFileZillaを使っている。フルパスは以下の通り。
/home/pi/RetroPie/BIOS /home/pi/RetroPie/roms
フォルダ名だけで機種がわからない方は、本家Wikiを参考にしてほしい。
Transferring Roms · RetroPie/RetroPie-Setup Wiki · GitHub
ファイル名に日本語を含んでいても(例:キラキラスターナイト.nes)正常に処理され、前エントリの通りに日本語フォントを入れていれば日本語で表示される。
※2016/11/27追記:
Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その2 初期設定 - ど~もeagle0wlです(再)
コメント欄より情報をいただきました。ファイル名に日本語を含んでいる場合、USBメモリによる転送では文字化けしてしまうようです。SFTP(FileZilla)またはSamba経由であれば文字化けは起こりません。
ROMを配置したらEmulationStationを再起動する。データベースが更新され、新規に追加した機種だけメニューが増える。適当に機種を選ぶと、配置したROMのリストが現れる。
リストの一番下で見切れているのは「キラキラスターナイト」。日本語も問題なく表示できている。
** /home/pi/RetroPie/romsに対応機種のフォルダがない場合
RetroPieでは対応済みと謳われているが、/home/pi/RetroPie/roms 以下にフォルダが見つからない場合について記す。
例えば、RetroPieはワンダースワンにも対応しているが、現在のRetroPieには相当するフォルダがないので(過去はあった)、Wikiで調べると解るので、
/home/pi/RetroPie/roms/wonderswancolor
このようなフォルダを作る。
新規に作ったフォルダにROMイメージを入れても認識されない場合がある。原因として対応エミュレータが標準でインストールされていない可能性がある。RetroPieメニューからRetroPie Setupを選択する。
シェルからなら、以下のコマンドで良い。
$ sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh
RetroPie-Setup Scriptが起動するので、[Manage package]→[Manage optional packages]→[lr-beetle-wswan]→[install from binary] と選択するとワンダースワンのエミュレータがインストールされる。
EmulationStationを再起動すると、romsフォルダに対応ROMが入っていればワンダースワンが選択できるようになる(デフォルトテーマのcarbonはワンダースワン対応済み)。
他のエミュレータについては [lr-beetle-wswan] の代わりに別のエミュを選択すれば良い。
次のエントリでは、エミュレータの動作確認に使える、無料or有償を問わず合法で入手できるゲーム専用機のROMイメージを紹介したいと思う。
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