本件はまだ着地していないのでメモ代わり。解決したら別エントリでまとめる。
lr-px68k概説
RetroArch上で動くX68000エミュレータ。大本にあたるpx68kと比較して非常に軽快に動作する。ベンチマークとして『超連射68k』の動作確認を行ったが、非常に快適にプレイできる。初期設定の段階で割り当てメモリが最大に取られているので、Human68K システムディスクの switch コマンドを使わなくてもいきなり超連射68kを起動できる。
lr-px68kのインストール
RetroPieメニューからRetroPie Setupを選択する。
RETROPIE
→RETROPIE SETUP
以下のコマンドを打っても良い。
$ sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh
RetroPie Setup Script
→Manage packages
→Manage experimental packages
→lr-px68k
→Update from source
と選択するとインストールされるので、メニューを抜けて再起動する。
筆者作成のcarbon-modテーマをインストールするとX68000のロゴが違和感なく表示される(この手順は前後しても構わない)。
eagle0wl.hatenadiary.jp
lr-px68k の確認
BIOSの突っ込み方やROMの配置方法などは省略する。例によって『超連射68k』で動作確認を行うことにする。
X68000のロゴを選択して、CH68_101.2HDを選択すれば良い。しばらく待つとタイトル画面が出るが、ゲームパッドは反応しないと思う。
F1キーを押してエミュのMAIN MENUに入る。ここからはゲームパッドでメニューを操作する。
MAIN MENU
→Settings
→Input
→Input User 1 Binds
→User 1 Device Type を RetroKeyboard に変更する
キャンセルボタンを3回押してMAIN MENUに戻って、
→Quick Menu
→Controls
→User 1 Device Type が RetroKeyboard になっているので、RetroPad に戻す
初期設定がうまく機能しておらず、いったんキーボードに変えてすぐゲームパッドに戻せば認識するようになる。
thanks Jimmie.
Cho-Ren-Sha 68k worked according to the procedure you indicated. frame rate look like great. However, pressing 'h' on the keyboard will cause a reset, so command typing under Human 68k will not be possible (cannot type "switch"). I will think about it later. Thanks a lot. pic.twitter.com/ZpCdUSDG9C
— eagle0wl / k.m (@eagle0wl) 2017年11月25日
音量の変更(お好みでどうぞ)
MAIN MENU
→Setting
→Audio
→Audio Volume Level (dB)
F1キーを押してMAIN MENUを閉じる。ゲームパッドで操作できれば成功。
px68kよりも格段に高速に動作しているはずである。筆者は2面までしか進められなかったが…。
ショートカットキーの変更
X68000エミュレータで動作させるプログラムが、ゲームソフトのようにゲームパッドの操作だけで完結できるものであれば特に問題はない。lr-px68kの基本エンジンはマルチエミュレータであるRetroArchの配下であり、ゲームパッド操作を前提としたインタフェースなので、キーボードに様々なショートカットキーが割り当てられている。ただし、キーボード操作が必要なプログラムを動作させようとすると、ショートカットキーの存在が非常に鬱陶しくなるのである。例えば、ハードウェアの設定を変えたい場合は Human68K のシステムディスクを起動して、設定ユーティリティである SWITCH.X を実行する必要がある。つまり、
A>switch
と入力したいのだが、ショートカットキーとして h キーにリセットが割り当てられているのでコマンドの入力を完遂できないのである。
ゲーム専用機でないパソコンでこのショートカットはない
デフォルトでは他のアルファベットキーにいろんな機能が割り当たっているので、キーボードのついているアーキテクチャを考慮していないようだ。