ど~もeagle0wlです(再)

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技術研究・記録・発信活動に関する基本姿勢

このエントリでは、私(eagle0wl)が取り組む技術研究・記録・発信活動における基本姿勢を明記します。

技術への関心と文化的記録

私は、ゲームソフトやその周辺機器、保護技術、ハードウェア設計に対して深い関心を持ち、技術的構造や歴史的背景を記録・研究しています。こうした行為は単なる懐古趣味に留まらず、ソフトウェアとハードウェアの仕組みを解き明かすことを通じた文化的アーカイブであると考えています。

エミュレータ・ROMに関する立場

私の活動には、家庭用ゲームソフトの非公式開発をはじめ、エミュレータやROMイメージに関する言及や技術的検証が含まれています。こうした技術には著作権や倫理の問題が伴うことを十分に認識しています。私はその使用にあたり、以下の姿勢を明確に持ち、行動しています。

  • 商業的に現行入手可能なゲームについては、正規品、または再販・復刻版を購入して利用することを原則とします。
  • 製造元によるサポートや販売が終了し、事実上正規に流通していないタイトルについては、「アバンダンウェア(販売・配信が事実上放棄されたソフト)」という考え方を一定の判断基準としつつも、それが法的な免罪符にはならないことを十分に理解しています。

マジコン・CFW・保護技術回避に関する立場

いわゆるマジコン(バックアップ起動装置)や、CFW(カスタムファームウェア)など、商用ゲーム機における著作権保護技術を回避・改変する手段に関する記述や分析も含まれています。

これらの技術は、その使用目的や方法によっては、著作権法不正競争防止法に抵触するおそれがあるため、取り扱いには慎重な姿勢を取っています。

私がそうした技術に注目する理由は、違法な利用を推奨するためではなく、むしろ以下のような技術的・社会的な観点からの研究・論評を行うためです。

  • 著作権保護の歴史と実装技術の変遷を理解するため
  • DRMファームウェア制御における技術的工夫を解析するため
  • セキュリティや暗号化手法の教育・啓蒙の一環として取り上げるため
  • 正規の技術と非正規技術の境界線を明示的に論じ、社会的な議論のきっかけとするため
  • 業界の裏面史としての当時持っていたコピー文化の理解のため

教育・記録・啓発としての技術研究

私が発信する内容は、以下の価値感を重視しています。

  • セキュリティ・プログラミング・デジタル文化の教育的資料としての価値
  • 現代では失われつつある技術的アーカイブの保存
  • 業界の正史(勝者の歴史感)だけでなく裏面史も含めた、清濁併せ持つ現実
  • 社会的・法的な論点を踏まえたバランスある情報提供

また、私の発信するすべての技術資料・ブログ記事・書籍等においては、合法的な利用を前提とし、違法行為の助長と受け取られかねない記述については、明確な注釈を付すよう努めています。

おわりに

技術研究は、正しく扱われれば教育・記録・発展の糧となり、誤って扱われれば違法・悪用の温床となり得ます。私はその分岐点において、誠実で責任ある選択を積み重ねることが、情報発信者・技術者の務めであると信じています。

この方針のもと、今後もレトロゲームやコンソール技術をはじめとする多くのテーマを、倫理的・法的配慮をもって取り上げていきます。