2016/09/18追記 記事が長すぎるので2つに分割しました。
2017/05/19追記 キラキラスターナイトDXパーフェクトブック追加、『8BIT MUSIC POWER』移動
2017/12/06追記 『Tobu Tobu Girl』追加
2019/08/27追記 表題の表現を修正しました。「正規に公開されている」「有償/無償で公開されている」
ゲーム機のエミュレータを活用するには、そのゲーム機に適合するROMイメージが必要である。しかし、ネット上にあるROMイメージの99.999%ぐらいは商業作品であり、著作権がある。すでに存在しないゲーム会社のものであっても、ほとんどのタイトルは一定の価値を持つため、知的財産として譲渡されながら生き続けている。旧東ドイツ政府が権利を持っていたが、ベルリンの壁崩壊・東西ドイツ統合の末に権利者不在となったタイトルもあるが非常に稀なケースだろう。ビデオゲームが本当の意味での著作権フリー(パブリックドメイン)になるにはまだまだ先、恐らく我々は生きてはいない。
…と思ったが、スペースインベーダーは2018年に40周年を迎える。つまり、あと10年でオリジナル版のスペースインベーダーはパブリックドメインになるわけだ。(2017/12/24追記)
spaceinvaders.jp
カートリッジを所有していればそこから吸出し機を使ってROMイメージを得れば良いが、吸出し機を持っている酔狂な人は殆ど居ないだろう。99.999%ぐらいの人は念写しているのではないだろうか…と思ったが、レトロフリークは多機種対応のROM吸出し機だった。
ここではエミュレータの動作確認のためという面目で、Homebrew(デベロッパとしてのライセンス契約を結ばず同人的に開発されたプログラム)およびデベロッパーからROMイメージが公開されている、ゲーム専用機のROMをいくつか遊んでみよう。お金を出せば(実カートリッジではなく)ROMイメージを入手できるものも含めている。
ただし、SachenやSOMARI等に代表されるアジアンカオスなソフトは、例えパチモノっぽくなくても除外している。だって調べようがないし。後にWiiUで正式配信されることとなった『MOTHER(北米版)』のように、お蔵入りになったがROMイメージが非正規に流出しているタイトルも扱わない。実物、ROMイメージの配布方法に関わらず完成版が存在しないものも扱わない。
RetroPieにおけるほぼ全てのエミュ共通の操作として、STARTとSELECTボタンの同時押しで終了できることは覚えておいたほうが良い。
ゲーム
キラキラスターナイト
2013年に漫画家のRIKI氏が中心となって新規開発されたファミコンゲームで、同人誌付属のCD-ROMにファミコンROMイメージを収録する形で配布されていた。同人タイトルゆえイベントでの頒布のみなので、今からの入手は難しいかもしれない。私はラジオライフの東京ペディションで入手した。30年以上前のファミコンに現代の技術力が惜しみ無く投入されており、キャラが沢山出てもほとんどチラつかないことなど綿密な調整が図られていることがわかる。
キラキラスターナイト公式サイト/ゲーム
キラキラスターナイトDX
2016年9月発売のバージョンアップ版『キラキラスターナイトDX』は実物のカートリッジに収められた形で発売された。メガデモと見紛うほどのオーバーテクノロジーっぷりだが、それに反してゲーム内容は非常にシンプルなので、ハイスコアを目的としない現代のプレイヤーにとっては評価が別れると思う。
http://riki2riki.com/html/0_sample_kirakira_dx.html
- 出版社/メーカー: コロンバスサークル
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: Video Game
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『キラキラスターナイトDXパーフェクトブック』付属CD-ROMにこのゲームが収録されている。こちらは商業誌なので一般書店でも入手可能。
キラキラスターナイトDXパーフェクトブック (三才ムックvol.945)
- 作者: RIKI
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2017/04/26
- メディア: ムック
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PC版のexeからROMイメージを抽出することができる。個人利用の範囲に留めること
eagle0wl.hatenadiary.jp