ど~もeagle0wlです(再)

140文字では収まらないネタを記録するブログ

謎の中華(?)USBデバイス「HDMIキャプチャ」を使ってみた

はじめに

最近Amazonなどで出回っている「HDMIキャプチャ」がいろいろな意味で凄いらしいと聞いたので、(Amazonではなく)AliExpressで購入して試してみた。

まずは結論から

所々変なところはあるが、コストパフォーマンスがとても高いHDMIキャプチャだった。以下に当てはまる人が向いていると考えられる。

  • 一般的な相場では1万円以上するキャプチャボードを気軽に触りたい人
  • 手っ取り早く配信したい人
  • 古い一眼レフ/ミラーレスをウェブカメラ代わりにしたい人
  • ディスプレイを取り付けていないPCの画面を手っ取り早くノートPCで見たい人
  • フルスペック1080p/60fpsを求めない人
  • 音声がモノラルで位相が少し変でも気にならない人
  • 色物ガジェットオタク
  • あくまで趣味の範囲として使いたい人

USB3.0専用、1080p/60fps対応を謳うコーヒー色の上位モデル(?)もあるが、筆者が入手したものは偽物だった。

1000円もしないガジェットなのにカオス過ぎる…。

入手:溢れかえる類似品の山

まず「HDMI キャプチャ」で検索するとわかるが、類似品の山である。わけわからんぐらいある。
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表面に追加で印刷されているブランド名が違うだけで、全部同じ機器のように見える。一部の業者は類似品に注意と喚起しているようだが、そもそも真正品とは何かというレベルでわからない。おそらく基板やチップもコピー品だろう。

黒色とコーヒー色があるが、筆者が知る限りコーヒー色はスペック詐欺であるため、黒色が嫌でない限り買う必要はない。
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黒色:USB2.0 30Hz(Ali価格で763円)
コーヒー色:USB3.0専用 60Hz(Ali価格で933円)(USBは青いだけで実際はUSB2.0、1080p/60fpsは出ない)

20201008追記:
どうやらコーヒー色のUSBデバイスは、入力が4Kであれば1080p/60fps出るそうです。なんじゃそら…


カタログスペックによるとこうらしい。Amazonでは黒色のものしか出回っていないようだ(筆者は両方買って試した)。

筆者はAliでクーポンが使えて一番安いと思われるものを買ったが、実際に届いたものにはブランド名は印刷されていなかった。激安なうえモノがモノだけにAmazon、Ali共に不良品を掴まされる可能性はあるが、獣道を歩く以上、転んでも泣いてはいけない(コーヒー色は記事作成のために返品していない)。


XTYM HDMI キャプチャーボード USB2.0 1080P30Hz HDMI ゲームキャプチャー・ ビデオキャプチャカード ゲーム実況生配信・画面共有・録画・医用撮像・ライブ会議に適用 UVC(USB Video Class)規格準拠 Nintendo SwitchXbox One・OBS Studio 対応 電源不要 持ち運びに便利

Amazonで見つけた見た目がまったく同じもの。筆者はここから買ったわけではないので、アフィ参考ということで。


CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CHD201 HDMIビデオキャプチャUSB2.0接続
www.soundhouse.co.jp 国内でもサウンドハウスが似たようなものを売っているが、これは税抜980円(Amazon価格が2000円弱なのでかなり安い)


HDMIキャプチャ(RULLZ HDMI VIDEO CAPTURE)
cerevo.shop-pro.jp cerevo で売っているのはいかにもそのまんまな形で、税抜9800円…
(レビューだけは参考になる)

動作概要

この機器がやっていることは、HDMI信号を元にして、ウェブカメラとして映像出力を行い、デジタルオーディオインターフェイスとして音声出力を行っている。Windows 10であれば、それぞれのデバイスとして認識されるため、簡単に映像と音声を取れるというものである。

OBSでキャプチャする

まずはHDMIキャプチャを挿す。

映像はウェブカメラとして振る舞うのですぐ出せるはずだが、音声については簡単な設定が必要。自分はいきなりここでつまづいたが、Amazonのレビュー欄が参考になった。
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Windows 10の検索窓から「サウンド」と入力して「サウンドの設定」を開く
「関連設定」の「サウンド コントロール パネル」のリンクを開く
「録音」タブを選択する
「デジタルオーディオインターフェイス」プロパティ
 「聴く」タブ
 「このデバイスを聴く」 にチェックを入れる

これだけでできた。

HDMIキャプチャの用途

ゲーム配信ができる(遅延対策必須)

高クオリティは求めず、気軽にゲーム配信・録画したいのであれば、本ガジェットは非常にコストパフォーマンスが高い。このHDMIキャプチャにはパススルー機能はないため、映像出力に遅延が発生する。少なくともアクションゲームを遊ぶ上では許容できないレベル。遅延が気になるゲーム配信では、HDMIスプリッタは必須となる。

ゲーム機から出るHDMI信号を分割して、配信用としてPCに、ゲームプレイ用にディスプレイに複製して、ディスプレイを見ながらゲームをやれば、遅延なく遊ぶことができる。

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私はこれを使った。AliではなくAmazonで買った。

ゲーム機とのつなげ方は以下のような形になる。モニタを見れば遅延なく遊べる。
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一眼レフがウェブカメラになる

最近の一眼であれば「テレビ会議対応」「リモートワーク対応」と銘打って、パソコンとUSB接続してドライバを突っ込むとウェブカメラになることが謳われているので、その場合はHDMIキャプチャは不要となる。そうでない場合は、HDMIキャプチャの出番となる。HDMI出力のできる機器であればなんでもキャプチャできるので、その一つである一眼レフをウェブカメラとして使うことができる。

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ウェブカメラにもなるα6100、最近キャッシュバックキャンペーンがあったので購入した

古い一眼だと、HDMI出力が写真の表示にしか対応していなかったり、画面表示設定に「すべての設定値を消す」ような設定がなかったりするから困る。

ノートPCを簡易的にディスプレイ化する

サーバー用途のように、普段はディスプレイを繋げずリモート操作で運用しているマシンがあるとする。どうしても画面を見て作業しなければならない場合には、このHDMIキャプチャを使うと、持ち運びが用意なノートパソコンをディスプレイ代わりにすることができる。
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続く…かもしれない


参考にしたウェブサイト

polamjag.hatenablog.jp
note.com
Amazon.co.jpのレビュー欄

テレワークメモ

5ヶ月ぶりのブログ更新となってしまった。
このご時世の影響で、筆者もテレワーク環境になったわけで、それに関連した軽いメモを書く。

入力装置の環境改善

結論から

姿勢を正せ、そのためにはノートパソコンは使うな、画面は目線に配置しろ、アームレストを配置しろ、椅子と机を買えということである。

ノートパソコンは使うな

ノートPCを使うということは、顔は常に下を向く。つまり猫背になることでもあるため、四六時中スマホを眺めているようなものである。ストレートネックになるリスクが高く、すでにストレートネックな私は健康被害が生じてQoLも下がっている。

画面は目線の高さに配置しろ

理想としては、画面は目線と同じ高さに配置して、首を曲げずに済むようにしたいが、そうするとノートPCだとキーボードが操作できない配置になってしまうので、外付けのキーボードを別途用意するしかなくなる。最初からデスクトップにしとけ感がある。

アームレストを配置しろ

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肩に力がかからないように、キーボードとマウス用にアームレストを配置した。キーボード用のアームレストは横に長いが、それでも窮屈なので↓のハンドレストをハサミで2つに切って使っている。中身はウレタンなので何かが飛び出してくるとかはない。


椅子と机を買え

言わずもがな。椅子と机を置けるスペースが欲しい

トラックボールの導入

筆者はマイクロソフトのマウスで十分派だが、リモートワーク推進の中で周囲に勧められてトラックボールの方が楽だと聞いて導入することにした。

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M570t
ロジクールの M570t を購入して、ちょうど1ヶ月間使用してみた。

トラックボールを使うのは、高田馬場ゲーセンミカドで触れたマーブルマッドネス以来である。

マウス操作と違って、指先だけの操作になるから腕の負担は下がるだろうと思っていたが、マウスを操作するときはアームレストに手首をかけて動かしていたので、手のひらの操作から指先だけの操作に変わった程度で、腕の負担はあまり変わらないと感じた。

トラックボールは親指だけで転がして操作するため、細かい操作が難しい。特にPowerPointやペイントソフトで長方形を作る時にやるような、精細なドラッグが難しい。慣れの問題なのかもしれないが、親指がつりそうになるし、親指をトラックボールから離す操作でポインタが絶対ずれるので、操作手順を改める必要がある。

このトラックボールは右手用に作られており、ボタン類は右側に傾いているため、一時的であっても左手に持ち替えて操作することが難しい。

いろいろと不満はあるが、もう少し意識を向けて使い続けようと思っている。

マルチディスプレイ

マルチディスプレイ環境があると便利である。しかし、ディスプレイの購入と設置スペースが必要になる。

仮想デスクトップを使う

物理的な画面数は増えないが、追加投資を行わなくても用途別にデスクトップを振り分けられる。仕事中にSNSが気になってしまう場合などは、これで仕事/プライベートの切り分けができなくもない(本人の意思次第)。

Windows 10であれば以下のショートカットキーが使える。

CTRL+Win+D 仮想デスクトップを増やす
CTRL+Win+F4 仮想デスクトップを削除する
CTRL+Win+←or→ 仮想デスクトップの切り替え

ウィンドウを他の仮想デスクトップに移したい場合や、すべての仮想デスクトップに表示させたいウィンドウがある場合は、以下のショートカットを使う。

Win+Tab 現在の仮想デスクトップ上にあるウィンドウ一覧の表示

一覧されるウィンドウに対して右クリックから操作できる。

サブノートをサブディスプレイ化する

メインサブ共にWindows 10であれば、標準機能の「接続」で、サブノートをサブディスプレイにすることができる。

使用したサブノート
Let's note CF-NX3(リースアップ品)

1) サブノートの検索から「接続」を探して起動する
2) メインノートの検索から「接続」を探して起動する

※「このデバイスでは Miracast がサポートされていないため、ワイヤレスでプロジェクションを行うことはできません」と表示された場合は、Wi-Fiがオンであるか確認する。

「(コンピュータ名)」にワイヤレス接続する準備ができました。と表示されたら、検索から「ディスプレイ」を探して、「ワイヤレス ディスプレイに接続する」を選ぶと、画面右に一覧が表示するので選択する。

画面が表示されたら、表示画面を拡張するなり、複製するなりご自由に。

しかし、解像度は合わせているはずなのに、拡張画面がドットバイドットになっているように見えず、画面も青く暗くなっているように見える。非常に微妙な結果だった。他のマシンで試す必要がありそう。

参考:
pc.watch.impress.co.jp

使わなくなったタブレット端末をサブディスプレイ化する

手元には、使わなくなったタブレットAcer ICONIA Tab A200、Android 4.0.1)があるので、サブディスプレイ化したい。

前提:
昔の機種、特にOSのバージョンが古いと対応アプリも減っている
それゆえアプリの選択肢が非常に限られている
タブレットに限った話ではないが、USBハブを経由すると認識されない場合がある
新しめのタブレット、特にiPadであれば、ここで紹介していないもっと良いアプリがあるので参考程度に留めること。ここで紹介しているのは、いまあるもので何とかする方法です。

Komado2

有償。Windows 10ユーザーは買うな。リンクは張らない。

正規登録の後、Windows 7Windows 8は問題なく使えていたが、Windows 10からはミラーリング(メインディスプレイと同じ画面の投影)しかできなくなってしまい、画面数を増やすことができなくなった。

公式サイトには、Windows 10ではミラーリングしかできないという記述が未だにない。

Twomon USB

www.easynlight.com
有償。Windows 10で使えるが、動作が非常に不安定。

接続方法はUSB接続だけで無線接続ができない。USB A-microB端子のケーブルは個体差が激しく、しっかり固定できるものを探す必要がある。接続できたとしても、アプリ側が不安定なのか、接続が切れやすい。何時間も切れずに使えることもあるが、そうでない場合もある。アプリやドライバを消しては再インストールするなどしているが、そもそもの理由がわからないため、動作は非常に不安定であると裁定するしかない。タブレットをタッチするとポインタが追従するので、直接操作が可能。

接続が切れると画面が切れて、マルチディスプレイ設定も消えてメインディスプレイが暗転するため作業どころではなくなる。画面モードを「高性能」にしてもフレームレートも高くなく、遅延も大きいため、サブディスプレイを見ながらのマウス操作などは結構きつい。アプリ設定では「高性能:ゲーム、動画鑑賞などに適したモードです。」とあるが、プレイ中のゲーム画面を映すのは無理がある。操作が不要で、眺めるだけでいいようなウィンドウを開きっぱなしにするのであれば良いと思う。

Twomon Air

www.easynlight.com
有償。Windows 10で使える。安定して動いているっぽい。

Wi-Fi接続版のTwomon。Twomon USBとは別アプリなので、どちらか片方購入しても両方購入したことにはならない。Twomon USBと比較すると、通信はずっと安定しているように思える。Android側のUIもシンプルにまとまっている。というより、Twomon USBが手抜きに思えてくる。フレームレートも高くなく、遅延も大きいのはTwomon USBと一緒。操作が不要で、眺めるだけでいいようなウィンドウを開きっぱなしにするのであれば良いと思う。

サブディスプレイ用のスタンド

ここではタブレット、ノートPCサイズの斜め置きスタンドについてのメモ。

よくあるスタンド

これを使用している。1年以上使っているが、特に問題は起こっていない。コロナ禍の影響なのか、この商品に限って言えば3-4月にかけて1000円以上(自分が買ったときの値段1877円→今の値段2999円)値上がりしているようだ。

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タブレットを立て掛けても垂直にはならないが、ノートPCならモニタを開けば画面部分は垂直にできる。ただし角度のついたキーボードは使い物にならなくなるので、外付けのキーボードが必要になる。

また、このスタンドだけでは高さの底上げができない。画面の高さを目線に合わせたければ、スタンドの下に何か置くしかない。


ほんたった(おまけ)

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本来は、技術書を見開きで置きたい時に使うもの。ページを見開きで固定できるため、ページめくりは面倒になる。耐久性はやや心許ない。10年ぐらい前に東急ハンズで買ったものだが、今はAmazonでも買える。

A4サイズのノートPCやタブレットに合いそうだと考えたが、ページめくれを押さえる部分が、ノートPCならキーボードに、タブレットなら液晶画面にかかるのでホールドできず、スタンド代わりにはならなさそう。

レトロゲーム勉強会#04に参加して喋ってきた #retrogstudy

去る12/10、六本木にある株式会社ヤプリにて行われた「レトロゲーム勉強会#04」なる勉強会にLTで参加した。
retrog.connpass.com

この謎の勉強会はとうとう4回目の開催でLTとして皆勤。バックナンバーはこちら。
1回め『主にマジコンの話を振り返る
2回め『レトロブライトを試してみた
3回め『和製レトロゲームの珍翻訳・良翻訳
勉強会の趣旨としては「自分が温めている話を披露する場」だと思うのですが、「他の発表者と被りようがないネタにする」「同じジャンルで再度発表を行わない」ルールを自分に課した結果、今回はさすがに需要不明な発表になってしまった。

www.slideshare.net
※仮タイトルは「テトリスの歴史と、その中のニッチな話」
ゲームボーイテトリスの偏り補正が特徴的であることは、発表前々日に知ったため急遽入れ込んだ。しかし、十分飲み込めないまま発表を行ってしまったため(嘘はついていないはず)発表スライドではもう少し詳細に追記修正した。

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全LT終了後のじゃんけん大会で3連勝してTシャツを手に入れた。先週ラスベガスで行われたAWS re:Inventで入手したものらしい。ただし2Xサイズ。

RetroPieを含むエミュレータを使ったポータブルゲーム機について

こんなニュースを目にした。
scan.netsecurity.ne.jp

逮捕された男性は、2018年3月から同4月までの間、株式会社カプコン著作権を有するゲームソフトウェア「ロックマン&フォルテ」他4タイトル、株式会社バンダイナムコエンターテインメント著作権を有するゲームソフトウェア「ゼビウス」他4タイトルをMicroSDカード等の記録媒体にそれぞれ無断複製し、宮城県在住の購入客2名に対し、代金合計59,600円で販売していた。この男性は同期間に、約250万円(海賊版及び同梱した周辺機器含む)を売り上げていた。

この報道だけでは、どの出品を指しているのかいまいち分からなかったが…。
ここ近年、エミュレータを使った「レトロゲーム機」に、海外ROMサイトから入手したROMイメージを詰め込んだmicroSDをオマケと称して販売する方法をよく目にする。エミュレータやポータブルゲーム機自体は違法でもなんでもないが、明らかに違法なブツをオマケとしてつけている所が昔からある手口だなあとは思う。ほら、昔マリオラブレターってあったでしょ?

現在、中華偽造品、中華偽レビューが乱舞しているAmazonはきわめて治安が悪い。Amazonで「ポータブルゲーム機」と検索するとわかることだが、よくあるAndroidベースっぽい携帯型のゲーム専用機に、ROMイメージを匂わせるmicroSDがオマケとしてつけている商品が散見される。Amazon's Choiceにも入っている所が極めてタチが悪い。Amazonは反社なのではないか。該当するポータブルゲーム機は、どうやらYouTuberに現物を配ってレビューさせているようである。秋葉原の表通りでコピーCDが売られている状況と同じだと思うのだが。

話は少し遡るが、ヤフオクやメルカリには「スーパーエミュレータ」などと称する、RetroPieをインストールしたラズパイに大量のROMイメージを添付して販売している事例がある。ちなみに「スーパーエミュレータ」を販売した人物は2月に逮捕されていたようである。
www2.accsjp.or.jp

 男性は、平成29年7月ころから同年10月ころまでの間、下記一覧表のとおり、各著作権者が著作権を有するゲームソフトウェアをMicroSDカードまたはハードディスクドライブにそれぞれ無断複製し、島根県等の購入客2名に対し、代金合計102,000円で販売していました。
(中略)
男性は、出品画面において「41種類のゲームハード機器に対応し、遊べるソフト41種類70,844タイトル」などと説明、エミューレータと多数のゲームソフトウェアが複製された記録媒体その他をセットにして、落札購入者が入手次第すぐに遊技できる状態にしてインターネットサイトを通じて販売していた。

※出品者の都道府県と「41種類のゲームハード機器に対応し、遊べるソフト41種類70,844タイトル」の売り文句が一致している

ちなみにこのスーパーエミュレータ、紹介ページではPC98対応が謳われていた。RetroPieは数多の労力で作られたものであって、その末席にPC98対応方法を初めて紹介した自分もいる(と思う)のだが、それらの成果にタダ乗りされていることを知った以上、継続して発信し続ける意欲は起こらなくなった。エミュレータというと脊髄反射著作権侵害とか何とかいう人は多い。RetroPieのカスタマイズ方法を当ブログで紹介しているのは事実ではあるが、タダ乗りでお金を儲けてはダメだし、ましてや拳銃と弾丸をセットで売るような行為は咎められて当然ではないかと思う。

RetroPieについては、ラズパイで動くということと、システム構築や独自カスタマイズといった技術面で興味を持ったが、ゲームソフトをダータで遊べることについては全く興味を見いだせなかった。同じダータで遊ぶのであれば、ラズパイで遊ぶよりもエミュの再現度や選択肢が充実しているWindowsのほうがいいと思うのだが。

ゲームを遊ぶまでの手間を考えても、全部のタイトルが対応しているわけではないが、バーチャルコンソールとかゲームアーカイブとかを利用すれば、死ぬほど面倒くさいセットアップやカスタマイズをやらなくても即遊べるんですよ。テーマを独自に作ろうとしても、自分にはデザインセンスはないから、それならばニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータスーパーファミコンメガドラミニ(メガドラタワー)のようなパッケージまで含めて整えられた商品を買ったほうがいいと思うし、実際全部発売日に購入した。同じ理由で、ゲームアーカイブでも遊べそうな微妙なラインナップ、粗雑なメニュー画面、スペック不足からか遅延の激しいプレステミニは買わなかった。グラディウス外伝が収録されていることには興味を持ったのだが、もうグラディウスポータブル購入していたしなァ。

プロが作ったメニュー画面を使いたいのであれば、クラミニファミコン、クラミニスーファミメガドラミニを改造してソフトを入れ替える方法があることも知っているが、そこまでして遊びたいとも思わない。

ということで、RetroPieについて過去の記事を消すことはしませんが、これからは余程興味が再燃しない限り言及しないようにします。リングフィットアドベンチャーいいぞ。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: Video Game
ニンテンドークラシックミニ ダブルパック

ニンテンドークラシックミニ ダブルパック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 任天堂販売
  • 発売日: 2018/09/15
  • メディア: Video Game
メガドライブミニ

メガドライブミニ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: セガゲームス
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: Video Game
リングフィット アドベンチャー -Switch

リングフィット アドベンチャー -Switch

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Video Game
(いずれも定価をよく確認しましょう)

hp製ノートPCのバッテリーが膨張したので交換した

HP製のノートパソコンPavilionのバッテリーが膨張したので交換した話を書く。

はじめに

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HP Pavilion 15-au100 のキーボードが変形するほどバッテリーが膨張していた。これに近い型番のバッテリーがリコール対象になっているらしく、診断プログラムを動作させてみたが、対象外だった。HPに直接問い合わせなかったが、参考にしたサイト(後述)によると「バッテリーと手数料で約12000円」「手元に届くまで16週間かかる」そうで、なんじゃこりゃと思った。Amazonマーケットプレイスなら中国からの輸入品が5000円ぐらいで出品されていたが、AliExpressで入手することにした。

AliExpressから調達

今回購入したのはこれ。
ja.aliexpress.com

送料込みで32ドル。安すぎ。

本当は注文から2週間ほどで到着するはずだった。しかし、AliExpressの追跡機能は機能しておらず、いつまで経っても届かなかったので発送元に問い合わせたら、国内到着後に運送代行業者が梱包し直した宛先のラベルにバグがあり、佐川急便に渡った所で宛先不明となり返送されたようだった。店舗に再送を依頼して2週間後に届いたので、最初の注文から到着まで2ヶ月もかかってしまった(店舗の対応は良かったので、配送業者の問題である)。

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この佐川急便のロゴのある白い封筒に入って届いた。ここに書かれている住所がなんかヘンで、ラベルの文字数をオーバーして番地が消えていた。

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この梱包を解くと、中国の物流ではおなじみの「ビニールテープでぐるぐる巻きになった箱」が出てくる。これに貼られているラベルには、AliExpressに登録した住所が記載されている。

バッテリーを換装する

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実際に届いたバッテリーはこんな感じ。

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バッテリー交換のためにビスを外す。この機種の分解は、目につくビスを外していけばいいので手順は省略する。一箇所滑り止めのゴムの下にビス穴が隠れているので、そこだけは注意する。

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すべてのビスを外した後は、分解用のオープナーを使って、外周の隙間をこじあける。間違っても金属製のマイナスドライバーは使わないこと。

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膨張したバッテリーが露出した。相当にヤバいが、バッテリーの交換は非常に容易。目につく3つのビスを外して、フラットケーブルを抜けば良い。

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デジタルノギスで計測したら、厚さが3倍近くになっていた。そらキーボードも歪むわ。

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新しいバッテリーに交換したら、キーボードの歪みも直った。

そして、いつ爆発してもおかしくないバッテリーを処分しようとしたが、リチウムイオン電池の処分方法がよくわからなかった。
www.jbrc.com

上記サイトから店舗検索して、近場のヨドバシカメラに出した。回収ボックスが見当たらないので店員に聞いたら、ボックスは置いていないがレジで回収するという運用だったので、たまっていた廃棄用リチウムイオン電池をまとめて処分した。爆発物だしなあ。

【2019年8月版】Raspberry Pi 3B に RetroPie 4.5.1 を導入する その3 ROMを配置する

前回のエントリに引き続き、RetroPie 4.5.1 をベースとして書き直しました。

古い記事はこちら
Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その3 ROMを配置する - ど~もeagle0wlです(再)

ROMイメージを配置して動作させてみる

RetroPieを活用するためには、RetroPieから呼び出し可能なエミュレータに対応するROMイメージが必要である(ROMイメージではなくフロッピーディスクやカセットテープの場合もあるが…)。エミュレータやゲームによっては、BIOSのROMイメージを配置しないと動作しないことがある。

前回のエントリで、ファイルの転送手段としてSambaを有効にしているので、エクスプローラのアドレスバーに"\\RETROPIE"と入力すると、RetroPieの共有フォルダの一覧が表示される。その中から、まずはromsフォルダを開く。
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romsフォルダ内はさらに機種ごとにフォルダが分けられているので、それに従って配置する。
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SSHをオンにしている(TeraTermが使えている)ので、(SSHの仕組みを利用した)SFTPクライアントを使ってファイル転送する方法もある。共有フォルダの一覧にはない場所に対してファイル操作をしたい人向け。筆者はFileZillaを使用している。フルパスは以下の通り。

/home/pi/RetroPie/BIOS
/home/pi/RetroPie/roms

フォルダ名だけで機種がわからない方は、本家Wikiを参考にしてほしい。
Transferring Roms · RetroPie/RetroPie-Setup Wiki · GitHub

ファイル名に日本語を含んでいても(例:キラキラスターナイト.nes)、前のエントリで書いた通りに日本語フォントを入れていれば日本語で表示される。

ROMを配置したらEmulationStationを再起動する。データベースが更新され、対応するROMイメージが置かれている機種のぶんだけメニューが増える。適当に機種を選ぶと、配置したROMのリストが現れる。

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roms/nesファミコンROMを配置すると選択可能になる
ゲームを選ぶと起動処理が入る。
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起動中。「キラキラスターナイト」の部分は文字化けしている(仕様)
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無事起動。良かったですね。

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【2019年8月版】Raspberry Pi 3B に RetroPie 4.5.1 を導入する その2 初期設定

当ブログのRetroPieのインストール・設定手順は、RetroPie 4.0ベースで記載したものに追記で対応している。しかし、バージョンアップが重なり、追記での対応では限界が来ていると感じているため、手順の簡略化やSEO対策(?)も兼ねて、一から書き直すことにした。

古い記事はこちら
Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その2 初期設定 - ど~もeagle0wlです(再)

RetroPie 4.5 をインストールした人向けの注意書き

RetroPie 4.5 (現行バージョンである4.5.1ではない)ファームウェアの不具合が発覚しており、当面の解決策としてはダウングレードが推奨されている。とはいえ、不具合と言っても「コンポジット出力に問題がある」ぐらいで、影響を受けるのは初代ラズパイしかない(他は全部HDMI出力)。RetroPie-Setup から Update System Packages を選ぶだけでダウングレードできるとのこと(筆者は試していない)。
retropie.org.uk

Raspberry Piの選定と入手

本稿では『Raspberry Pi』全般を指す場合は「ラズパイ」と表記する。型番まで含む『Raspberry Pi 2 Model B』『Raspberry Pi 3 Model B』『Raspberry Pi 4 Model B』は、それぞれRPi2B、RPi3B、RPi4Bと略す。

2019年7月には、最新モデルである『Raspberry Pi 4 Model B』が発売された。現時点では技適を通っておらず、Retro Pie 4.5.1リリースのアナウンスでも、(特別な対応を行わなくても)いくつかのエミュレータは動いているが、サポートできるようになるまでは何もリリースしたくない、とのこと。

ということで、本稿では一番入手しやすいRPi3Bで動作確認を行う。以前のエントリではRPi2Bで動作確認を行っていたが、時代が進んだ結果、上位機種のRPi3Bが普及している。古い型番は叩き売りの状態なので、これから書く改定記事では『Raspberry Pi 3 Model B Ver1.2』で動作確認を行う(扱うバイナリは同じなので、RPi2Bでも手順自体はほぼ同じ)。

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塩漬けになっているRaspberry Pi Zero v1.3
小型モデルの『Raspberry Pi Zero v1.3』、Wi-Fi/Bluetooth/BLE内臓の『Raspberry Pi Zero W』、ピンヘッダ実装済みの『Raspberry Pi Zero WH』などもある。以前よりは入手しやすくなったが、小型基板であるZeroシリーズに関して言えば、Amazonでは定価以上、あるいはスターターキットなどと称して様々な付属品との抱き合わせで売られているケースが多いので注意してほしい。

スペック的に見ても、RPi2B、RPi3Bはクアッドコアなのに対し、Zeroシリーズはシングルコアである。さらに小型化のしわよせとして、ケーブルの形状が取り回しにくいminiHDMIになっており、USBケーブルも(耐久性に疑問がある)microBになり、ポート数も4つから2つに減っている。実際の運用を考えると、工夫しないと「基板自体は小さいが、基板の外が大きくなる」ので、ここでは取り扱わないことにしたい。ゲーム機のガワだけを流用して、中身はRPi0というオリジナルの携帯型ゲーム機を作るのは夢があっていいとは思うのだが…。

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